よくある質問
馴染みの薄い土地への留学は不安がありますよね。英語で学ぶ中国の医学部には一般に次のようなメリットが挙げられます。
- メリット1:入学に際して学力よりも志を重視していること
- メリット2:日本の国立医学部並みに学費が安価であること
- メリット3:早めに医学の勉強を始めることができ、実習等も早期に行われること
- メリット4:日本だけでなく英語圏の医師国家試験受験資格を得られること
一方で次のようなデメリットがあることも確かです。
- デメリット1:良くも悪くも、将来予測のつきにくい国に身を置くこと
- デメリット2:日本の医師国家試験受験資格を得るまでに卒業後2年ほどかかること
- デメリット3:中国の医師免許を取得したい場合には中国語による試験が必要なこと
ご懸念はもっともですが、レベルは決して低くありません。例えば国際的な大学教育ランキング(医学分野)では、温州医科大学は日本の新潟大学や熊本大学、産業医科大学や昭和大学などと同程度に位置づけられています。
また、清華大学は世界5位、北京大学は世界24位に位置しており、世界トップレベルの教育水準です。
費用は大きな壁の1つですが、6〜7年間の総額として、約1000〜1500万円にとどまっています。
これは日本の私立大学・薬学系の学費(6年間)と同等であり、私立大学医学部の学費(6年間)より低い水準です。
進学後の学費総額は約350万円です(年間30,000元=約58万円)。
標準的な生活費は6年間の総額で約260万円です(年間22,200元=約44万円)。この生活費には寮費、食費、教材費、保険料、光熱費、通信費、雑費が含まれています。
これらに入学準備のための予備校費用などを加えると、1000〜1500万円となります。
返済不要の奨学金が以下の3種類あります。成績要件が求められることと1年次には申請できないものもある点にご注意ください。
- 中国政府奨学金
18,000元 定員5名 最長5年間 ※2年次以降 - 浙江省奨学金
20,000元 定員90名 ※1年次も申請可能 - 大学の奨学金(Award Prize)
- 5,000元(上位2%)
- 2,000元(上位5%)
- 1,000元(上位10%)
恐れ入りますが、志があっても31歳以上の方は入学できません。入学年の9月1日時点で30歳以下である必要があります。
最も大事なご懸念ですが、必要な水準は原則として以下のいずれかです。
- IELTS Academic 総合バンド6.0以上
- TOEFL iBT 総合スコア70以上
学力に不安のある方こそ、中国の英語MBBSはおすすめできます。
そもそも日本の医学部受験と比べると、入学時の学力要件は高くありません。数学の試験はなく、理科3科目(化学・生物・物理)の基礎的な理解が必要な試験を行います。
医学教育は英語で行われますが、中国語の授業も3年半かけて行われます(1年次だと年間84時間です)。